khushi-art blog

खुशी khushi クシーの意味は喜びや幸せ。描いたり占ったり。

暦のはなし

祭りの前に

今年もティハール祭(ディワリ)の時期がやってきました。地域によって多少の前後はあるものの、2022年の祭祀の佳境は10月24~28日の5日間。特に天上から女神をお迎えし戸々へとお招きするラクシュミプジャは、街全体が灯火に彩られ幻想的な雰囲気につつまれ…

暦の検討その後

これまで、ネパールで公式の暦として用いられている「ビクラム暦」について検討を重ねてきました。こちら、現地の占星術に基づきその年ごとに策定される暦で、日取りや月の日数がそのときの星回りによって変化するという特徴を持っています。(過去の顛末は…

同じ時間を、違う軸で

今月(9月中旬から10月中旬にわたるアソージュ・असोज月)はドゥルガ神の勝利を祝うダサイン大祭、来月(10月中旬から11月中旬までのカーティク・कार्तिक月)は光の祭りティハールと、秋は祭事が目白押しのビクラム暦。 ネパールで用いられている暦のことを調…

配信にお邪魔しました③

昨晩は天海玉紀先生の配信にお邪魔しました。今回、お話したのは南アジアの暦のひとつである「ビクラム暦」について。そして、マシュマロを募集してご質問におこたえする内容の2本立てでお送りをしました。 突如として私がツイートしはじめた耳慣れない暦の…

「ビクラム暦おしらせ」タグについて

昨年から今年にかけてツイッター上で「#ビクラム暦おしらせ」と称するタグを用い、ビクラム暦の月の切り替わりや祭日・行事などについて発信をしてまいりました。本日ぶんのツイートでなんとか1年間を完走することができたので、ここにまとめておきたいと思…

日取りとお祈り

先日、何度目かの結婚記念日を迎えました。お互いあまり記念日に頓着しないので毎年ふだん通りに過ごすのですが、たまたま休日だったので食事へ出かけました。 時を同じくして、よく占いに来てくださるお客様からご結婚がきまったとのご報告をいただいたりも…

光の祭り「ティハール」

色とりどりの砂で描かれた美しい印と、家々に灯るオイルランプの明かり。幻想的な晩秋の風景がそこに広がります。 「待って!マーラーをつけたいのに~!」 少女のその声に振り返る間もなく、私の真横を一匹の犬が駆け抜けていきました。犬の額にはピンク色…

太陰太陽暦のはなし

暦を意識するようになったのは占いの勉強をはじめてからのことです。 新月・満月や春分・夏至・秋分・冬至にはじまって旧暦や二十四節気、それに方位などの象意も加わって、私の生活はぐっとその彩度が上がりました。 しかし、占いを始めるより先に、既に私…

ビクラム暦つれづれ

「…だから、今は2067年なんだって」 笑いを含んだ目で夫や夫の友人がこちらを見ています。…2067年?なぜ?今は西暦2010年(当時)でしょう。色々と聞き返したい言葉が脳内で渋滞した結果、私の口から出た言葉は「え、みんなは未来人ってこと…?」でした。 ネ…