khushi-art blog

खुशी khushi クシーの意味は喜びや幸せ。描いたり占ったり。

「らしさ」は細部に宿る

先日、こちらの手相講座に参加しました。手相と言えばオーソドックスな占術のひとつ。しかし見ていただくのとやるとでは天と地ほどの差があって、講師の夏瀬杏子先生・翡翠輝子先生のトークスキルに圧倒されるばかりの1日となりました。

講座の導入部で大きく7種からなる「手の型」についてのご説明があったのですが、その中で私の手は関節の目立つ「結節型」に該当するよう。

(思い返せばこれまで、気に入ったリングを購入しても第2関節を通るサイズにすると本来リングが落ち着くべき指の付け根ではくるくると飾りが回転してしまい、いつのまにか付けなくなってしまうことが多いのでした)

自分の特徴は見慣れてしまうがために見逃しがちですが、ふっくらとピンク色の手や色白で柔らかな手と比べてみれば、節くれだって腱と血管の浮き立つ黄みの強いわが手は、ああでもないこうでもないと捏ねくって考える私にぴったりのパーツのように思えてきます。「らしさ」とはこういった形でも顕れるものなのかと苦笑してしまうほどに。

若い時はシンプルにすっすっと3本線を引いただけ!と言えるくらい簡素な手相をしていましたが、当時に比べればだいぶ深みも陰影も増して、大人の手になってきたような気がします。

ずばっと縦に切り裂くような派手な線こそありませんが、まあまあ私なりにやってきたじゃん!と知己の友のように眺められるのは、手が命式やホロスコープとは違い、形ある自分の肉体であるからこそ。もがき足掻くときにいつもさかんに動かしてきたのは毎回、この手であったわけですから。

そういう意味では、誰しもが少なからず思い入れや愛着をもって眺める部位が「手」であるのでしょう。

私はよくネイルサロンへ行きますから、これからは爪だけじゃなく手の印象や相も見て楽しめそうだわと、今からわくわくしています。

むすんで、ひらいて