少し更新が遅くなりました。4日の「清明」を区切りに暦は戊辰の月へと切り替わり、私にとっては天中殺年・天中殺月のはじまりです。節入り前からしっかりと?熱を出してしまい、名実ともに辰巳のエネルギーを浴びたかたちに。
「戊辰」は天干も地支も陽の土から成る干支で、喩えるならば芽吹きのエネルギーに満ち溢れた春の山。鳥のさえずりが聞こえ、花々が咲きほこり、新緑と土の青青しい香りの漂う場所…そう思い浮かべると、誰もが癒しを求め、その場に足を運んでみたくなるのではないでしょうか。
そんなご本人の魅力ゆえか、自然と人間関係のハブであったり橋渡し役となるような顔の広い方、コミュニケーション能力に長けた人が多いように思います。
一方でそんなエンターテイナー気質やサービス精神のために、人知れず気苦労や気疲れを重ねてしまいがちなのも「戊辰」の特徴。頼られ慣れているぶん、人に頼ったり弱音を吐くのは苦手かもしれません。たまには大穴に向かって「王様の耳はロバの耳!」と叫ぶように上手にストレスを発散しながら、軽やかに自分の才能を使っていきたいですね。
そんな戊辰月に寄せて私が身につけたネイルがこちら。
グレージュの一色塗りと、キャラメルカラーのベースにターコイズブルーとスカイブルーのチェック柄。「辰」という干支の中に含まれる木気・水気が、地中に網の目のように張り巡らされているイメージを爪上に反映していただきました。
ただ今は、後先を考えずこの春の陽気に身を任せてみたい…そんな勢いあふれる「戊辰」のありかたに倣い、秘められたリソースが雪解けを終えた大地から噴き出すような、そんな景気のよい季節が皆さまにめぐりますよう。