khushi-art blog

खुशी khushi クシーの意味は喜びや幸せ。描いたり占ったり。

暦の検討その後

これまで、ネパールで公式の暦として用いられている「ビクラム暦」について検討を重ねてきました。こちら、現地の占星術に基づきその年ごとに策定される暦で、日取りや月の日数がそのときの星回りによって変化するという特徴を持っています。(過去の顛末は弊ブログの「暦のはなし」カテゴリをごらんください)天海玉紀先生とのコラボ配信においてそのさわりをご紹介したり、日々の行事の発信(#ビクラム暦おしらせ)など、私がちょこちょこと出しているトピックのひとつです。

 

その後もひとり黙々と、調べたり比べたりを続けております。ビクラム暦2078年も残すところあとひと月半、ということで来る2079年(※西暦2022年4月14日に新年を迎えます)を前に、あらかじめ朔望を基準にどの行事がいつにあてられるか?ということを自分なりに予想してみることにしました。

上のツイートで画像添付しているエクセルに新しい年(B.S.2079年)の日付を併記し、朔望と蝕を加え(蝕の日に行事が当たるのは縁起がよくないとされ、別の日取りになることが多い)月の切り替わりを示し、行事の名前を書いていく…という作業です。

 

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こういう作業、好きです

過去の暦から読み取れる法則性に従い「〇〇から数えて〇日目」であったり「朔望に左右されず毎年同じ日に設定されている行事」などといったポイントに留意しながら、ひとつひとつ埋めていきました。

現地では西暦の新年が明けたあたりからビクラム暦における新年(西暦4月)にむけて暦が検討され、カレンダーの印刷がはじまります。これを基にWeb上でも既にいくつかの媒体でカレンダーが提示されはじめましたので、それらの情報と私の予想とをつきあわせ、答え合わせをしてみた次第。以下がそのまとめとなります。(予想と符合したものが〇・1日のずれがある場合は△・まったく見当違いのときは✖として記載)

アマコムックヘルネディン(母の日)△
ロクタントラ・ディワース 〇
ブッダ・ジャヤンティ(ブッダ生誕祭)〇
ガナタントラ・ディワース 〇
バヌ・ジャヤンティ(詩人の日)〇
グル・プルニマ(先生の日)△
ナーグパンチャミ △
ジャナイ・プルニマ 〇
ガイ・ジャトラ 〇
クリシュナ・ジャンマシュタミ(クリシュナ生誕祭)〇
ワコムックヘルネッディン(父の日)〇
ハリタリカ・ティージ(女性のお祭り)〇
リシ・パンチャミ △
サンビダン・ディワース(憲法記念日)〇
インドラ・ジャトラ 〇
ガタスタパナ(ダサイン初日)〇
フルパティ(ダサイン大祭)〇
マハ・アスタミー(ダサイン大祭)〇
マハ・ナワミー(ダサイン大祭)〇
ビジャヤ・ダサミー(ダサイン大祭)〇
エカダシ(ダサイン11日目)〇
コジャグラト・プルニマ(ダサイン最終日)〇
カーグ・ティハール 〇
ククル・ティハール 〇
ラクシュミ・プジャ △
ゴヴァルダン・プジャ 〇
バイ・ティカ 〇
チャート・パルバ(太陽の祭り)△
タム・ロサール 〇
プリトビ・ジャヤンティー 〇
マーゲ・サンクランティ(太陽やぎ座入り)〇
ソナム・ロサール 〇
サヒド・ディワース(殉教者の日)〇
サラスワティ・プジャ ✖
プラジャータントラ・ディワース(民主化記念日)〇
マハ・シバラトリー 〇
ギャルポ・ロサール △
ナリ・ディワース 〇
ホーリー 〇
ゴレ・ジャトラ 〇

概ね予想どおり…だったのですが、やはりいくつか判断に迷うところがありました。国の暦法委員会が定める公式の暦のほか、市井の占星術師が独自に策定した暦が存在するなど、日取りの解釈も占星家によって幅があるものと思われます。そのため、日数の起算日などに多少のズレが生じるのは仕方ないのかもしれません。いつか、検索いらずで「そろそろ(行事)の日ね~」なんて、ピンとくるようになりたいものです。

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