ここ数日のあいだ、頼まれごとでよその人の文章を読み、チェックをしていました。主に誤字脱字や意味の通らないところ、不自然な言い回しになっていないかどうか…といったことを確認する作業なのですが、専門用語ばかりの内容でたいそう骨が折れました。
おそらく実際にその文章を目にする方は、よもや用語の意味も知らぬ一介の主婦が添削をしたとは思いもよらないでしょうが、習熟度の異なるたくさんの人に読んでもらうそうなので「サルでもわかる」の猿になったつもりで、忌憚ない意見を述べた次第です。
私がピックアップしたポイントは、見当違いなこともあれば的を射ていることもあったようで、ほんの少しばかりではありますがお役には立ったようす。聞けば、専門用語ばかりの文章であるがゆえに決まり文句に終始してしまったり、説明を省いたりしてしまうことがあるのだとか。先入観のない部外者の「さら（新）」の目だからこそ、気づけることもあったのかもしれません。
これは、占いやお悩み相談においても同じようなところがあるように思います。四六時中その問題で頭がいっぱい、あれをこうしてこれをああして…とかぶりつきで対峙してしまうと、近視眼的になりすぎて思わぬ見落としをしてしまいやすいのではないかしら。
それらを陽占・陰占や星の配置、カードや卦の上に置き換えて「さら」の目で見つめてみる。もちろん当事者であるがために冷静になりきれないところは占い師の手（目）を借りて。
そんなことを考えながら今朝、近所を散歩していましたら、どこからともなく梔子の花の香りが。いつもと同じ散歩みちも、鼻を使えばさらに味わいが広がってゆくのだな、と思いつつ白い花を眺めていました。
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