昨年11月、我が家に金のなる木がやってきました。九星気学講座受講のおり、翡翠輝子先生からお分けいただいたものです。もうすぐ1年になるんですね。植物の知識も乏しく緑を育てた経験もあまりないため、私にはもったいないなぁと思っていたのですが、なんとか今日も我が家で共に暮らしてくれています。
いただいてすぐの頃はぴょこぴょこと新しい葉っぱが内側から次々伸び、おおむね順調に思われたのですが、今年の梅雨時は湿気による根腐れであわや…と肝を冷やしました。そのまま放置してすべて駄目にしてしまっては元も子もありませんから、まだ大丈夫なところをちょきんと切り、挿し木で新しい鉢に植え替え。どうにか持ちこたえてくれ、今に至ります。
今回の一件であれこれと対処法を調べながら、学生時代に一人暮らしの部屋にパキラという観葉植物を置いていたことを思い出しました。引っ越し作業の途中休憩を兼ねて母と食事に行ったおり、雑貨屋兼お花屋さん…といった雰囲気のお店で買った小さな鉢。
枯らしては大変と人間(私)の方があれこれお世話を焼こうとやきもきしていた割には、お店に並んでいたときのちょんと慎ましい枝ぶりのまま、はじめの数ヶ月が過ぎていきました。そのうち、こちらが夏休みに入りアルバイトや帰省に忙しく手をかけられぬようになると、同じ部屋に暮らしてはいるものの日々の成長を観察することもだんだんとおろそかに。
あるとき夜に部屋に戻ってパチンと電気を点けると、久々にじっと眺めたパキラはわっさり葉を茂らせ、ほっそりとしていた幹は見る影もなく頑健なそれへと変貌を遂げていました。（部屋の一角にジャングルができたかと見まごうほどに！）
私は私で、緑は緑で、それぞれの道に邁進していることが私たちにとっての共存共栄、あるべき姿なのかもしれません。
