この2年間を振り返っての変化としてどなたも、これまでより自分の心身のささいな変化に注意をはらうようになった…というのがあるのではないでしょうか。私も、まわりの人々もその例に漏れず、以前なら「ちょっと頑張ってここまでは終わらせちゃお」としていたところを、少しばかり余裕をもってブレーキをかけるようになったような気がします。そして「あ、ちょっと負荷がかかりすぎたかな」と感じるそんなとき、最初に黄色信号が出やすい部位というのもおのおの違うんだな…と、家族の健康観察を通して実感したり。「あなたの風邪はどこから？」というのは、お薬のCMでしたでしょうか。皆さんは、どんなところに変調のサインが出やすいですか？
私の場合は圧倒的に「耳」です。もともと予期せぬ音に心が泡立ちやすく、テレビをつけていても音はできる限り小さく小さく。聞こうと意識を向けたときにようやく音が拾えるくらいの音量がちょうどいいと感じます。ある時期は完全に音を消して、すべて字幕表示でニュースやドラマを見ていたことも。小さい時から熱が出る前には必ず聞こえが悪くなるたちでしたので、そういったことも関係しているのかもしれません。
身近な人の例をみてみると、ある人は喉や口のまわりに出やすく、別の人は鼻に変化の兆候が出やすいようです。友人にこの話をしたらば、彼女は髪や肌に出やすいとのこと。
どうしても流行りの感染症にばかり目がいってしまいがちですが、そのほかの病気の脅威が消えてなくなったわけでもなく。我慢続きだったここ数ヶ月を経ての行楽シーズンともなれば、次はいつになるやら、この機会を逃しては、と気がはやってしまうのも仕方のないことかもしれません。しかし、そういうときほど小さなサインを見逃さずに過ごせたら…などと思うこの頃です。
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