先週末はiPadとApplePencilを使って、お絵描きをして過ごしました。白い画面に向かうのは久しぶり。なぜだか妙に緊張してしまって、描いては消し、描いては消し…。デジタルな道具を使って描くのが初めてということもあって、まずはツールの使い方がわからない！というところからスタートしました。線を引く→塗る、だけの繰り返し。ほんとうに、画用紙に筆やペンで描くのとは訳が違うんですね。筆を使っていると絵筆の先まで神経が通っているかのような感覚がありますが、慣れない道具は思わぬところに線がピッと入ってしまったり、消したくないところまで消えてしまったり。
しかし、描いてる途中は楽しかったです。思う通りにならないところがまた面白いですね。そして、こういうツールを意のままに操れる人は、私たちがパッと見て「素敵ね」と気づかないまま嚥下する情報の中に、どれほどの意図や工夫を織り込んでいるんだろう？とも感じました。見渡せば無尽蔵にそういった事物にアクセスすることのできる昨今ではありますが、私はそういったひとつひとつをちゃんと味わえているだろうか…と、こっそり反省。流れるように素通りしてしまうにはもったいないものが、世界には溢れていると思います。
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