khushi-art blog

खुशी khushi クシーの意味は喜びや幸せ。描いたり占ったり。

壬寅×壬寅 ネイル考

本日はネイルのブログ。しゃりしゃりと雪の夜道をゆくような辛丑年を越え、壬寅の年がやってきました。早春の海は潮の香りが特にきわだつように感じられるのは、きっと私だけではないはず。モノクロの世界に色が戻るような感じ、というのでしょうか。薄墨が何層にも重なっているかのような曇天の冬空に南風がわたり、波が青さを増してくるころ、浅瀬には赤黒く茶色く、たゆたうものが見え始めます。

壬寅という干支を思い浮かべるとき、私のイメージで直結するのはこの早春の海でもうもうと水面や岩肌を埋め尽くすワカメやイワノリ、ワタモなどの海藻類。私の記憶の中にある春の海にはいつも、海岸からそう遠くない場所に人がひとり、ふたりいて、これらの海の恵みを収穫しているんですね。熱いお湯にさあとくぐらせると、赤褐色だったそれらは鮮やかな緑色に姿を変えます。瑞々しく伸びやかな春の息吹。
そんな壬寅に着想を得て今月身に着けたネイルはこちら。

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冬から春へ

アイシーグレーとミントグリーンの取り合わせに、マグネットジェルで黒地に深緑のきらめきが漂うアート。リーフパーツを連鎖状にならべて木行を取り入れました。春とはいえどまだまだ底冷えのする季節。若くやわやわとした芽が顔を出すにはいささか厳しい環境と言えなくもありません。しかし、この時期でないといけないのですね。本格的に暖かくなってからでは間に合わない。環境が整うのを待つのではなく、先んじて荒々しいところへ飛び込んでいくからこそ育つものがある。そして、そんな中だからこそ、藻類たちは互いによりあい絡み合うようにして群生するのかもしれません。

易占を用いたメール鑑定「ひとふり」おかげさまでたくさんのお客様にご用命いただきました。ありがとうございました。皆さまにとって佳き2022年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。(2月のオンライン鑑定・通話鑑定はこちらからどうぞ)