khushi-art blog

खुशी khushi クシーの意味は喜びや幸せ。描いたり占ったり。

辛丑×辛丑 ネイル考

本日はネイルのブログです。辛丑年も残すところあと1か月。今月は年干支も辛丑、月干支も辛丑と重なり(旧暦では節分2月3日→立春2月4日が年の切り替わりとなるため)この1年の総ざらいともいえるタイミングです。

決して諸手をあげて景気の良い話題に沸きたつような年ではありませんでしたし、どちらかといえば辛気臭さの方が際立っていたかもしれません。嬉しいことがあったところでなんだか人目に憚られて、隠れたところで小さくきゅっと手を握りしめたり、ひそやかに胸に留めておくような場面も多かったのではないかな?と思います。

辛丑は春待つ凍土のような干支。辛(陰の金)と丑(陰の土)の組み合わせは「土生金」の相生関係で結ばれています。丑時といえば現代の時刻に置き換えると午前1時から3時をさすものであり、まさに「草木も眠る」静謐な時間帯です。

この組み合わせを思い浮かべるとき、私の頭の中をよぎるのはグリム童話の『いばら姫』というおはなし。13人目の賢女の謀略により糸車の紡錘に触れてしまったお姫さま。彼女が眠りに落ちると共に、王さまもお妃さまも城で働くたくさんの召使も、宮殿全体が眠りに包まれてしまいます。100年の眠りのあいだに屋敷一帯はいばらの蔓に包まれ、その研ぎ澄まされた棘に守られるかのようにして、皆はこんこんと眠り続けます。(このいきさつ、ちょっとここ2年ばかりのステイホームにも通じるところがあるような…)

辛は紡錘の切っ先やいばらの棘を彷彿とさせますし、丑は眠りの中で皆が動きを鈍らせつつもその鼓動を止めることなく目覚めの時を待っている様子を思わせます。この2年弱にわたる停滞を締めくくり、新たな萌芽のときを前にしてあなたが見る夢は、一体どんなものでしょう?

そんな辛丑月を我が身に煮含めるべく、身につけたネイルがこちら。

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光沢のあるカウネイル

基本の色味はココアブラウン。なぜかブラウン系の色味は私の指にのせると赤みが強く出てしまい、写真ではローズカラーのように写ってしまいます。薬指はメタルパウダーとクリアカラーをミルフィーユのように交互に重ねた変わり種のカウネイル。メタリックピンクに見える斑紋と玉虫色に見える斑紋とが入り混じって、角度を変えるごとに揺らぎます。

十二支のうちでも丑と寅はネイルの柄に反映しやすく、彩度を落とすことで自然な指なじみのいいデザインに仕上がるところが魅力です。ハードにかっこよく仕上げるもよし、マイルドに可愛くまとめるもよし、新年のこのタイミングならではのお楽しみとして指先に添えてみるのはいかがでしょうか。

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