khushi-art blog

खुशी khushi クシーの意味は喜びや幸せ。描いたり占ったり。

壬辰×辛丑 ネイル考

本日は壬辰月のネイルについてのブログです。春爛漫!新生活がスタートした方も多いかもしれませんね。今月の干支である「壬辰」は、たとえるならば春の海のイメージ。「ひねもすのたりのたりかな」であります。海のそばで生まれ育った私にとって、季節の移り変わりによって波がその色を変える様子は、幼少期の日常でした。

冬、灰色の空と鈍色の海。北風とはまたちょっと感触の違う、湿ったぬるい潮風が降る雪を舞い上げます。ちゃんと季節は巡ると頭ではわかっているのに、なんだかずっとこの彩度の低い風景が続いていくような気持ちになるんですよね。そこへ春が到来すると、空は霞んだ水色に変わり、青というより緑色に近いような海が広がるのです。そんな風景を想起させる干支が巡る今月、私が身につけたネイルはこちら。

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気分は春色

あれ、全く海の感じがしませんね。実は今回「さくら色」ありきで選んでまして。というのも、昨年のこの頃は緊急事態宣言下。さくら色のネイルができなかったこと、ずっと思い残していたんです。(執念深いタイプなので、ずっとこの時を待っていたわけ)ということで、パッと見はオーソドックスなさくら色ベースの春ネイルですが、効果や用いるパーツによって水(壬)の象意・辰のイメージを取り入れるスタイルの月干支ネイルをご紹介してまいります。

まず(写真にはうまく映らなかったのですが…)中指には淡色のミラーパウダーがのせてあり、偏光パールのような効果を持たせることでアクセントをつけています。光を受けて表情を変化させる様子を水(壬)として入れてあるんですね。小花柄は辰の蔵干(乙・癸・戊)のうちの乙(陰の木)から。

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ざく切り・オーロラフィルム

もうひとつのポイントは親指。こちらはオーロラフィルムを用いた水のイメージ、多面性や多層性を意識したものです。点在するドーム型パールは辰から着想を得たセレクトで「戊(山)陽の土」を反映させてみました。

毎回このように時流と占いのロジックと自分の「これを身に着けたい」というイメージとを、こねながら考えています。