khushi-art blog

खुशी khushi クシーの意味は喜びや幸せ。描いたり占ったり。

丙申×辛丑 ネイル考

本日はネイルのご紹介ブログです。来る丙申月を心地よく過ごすために身につけたネイルについて、触れてまいりたいと思います。今月の干支、丙(陽の火)と申(陽の金)の組み合わせは火剋金で相剋の関係性。丙は太陽のように分け隔てなく周りを照らす存在を意味し、申は機能性や実用性を重んじる…という特性があります。そして、それら2つが合わさったときに出てくる表情のうちのひとつとして挙げられるのは、鷹揚さと器用さを併せ持つがゆえの複雑性ではないだろうか?というのが私の見立てです。本来の丙火が持つ奔放さや天真爛漫さが申(金)のプラクティカルでいようとする姿勢によって削がれ、結果として抑制の効いたうつくしさが立ち上がってくるように感じるんですね。ツウ向き、というのでしょうか。引き算の美学のようなものを感じさせる干支です。そんな丙申月を楽しく過ごすために私が選んだデザインがこちら。

 

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ひまわりにテントウムシ

8月の丙、はきっと太陽だけじゃないとおもいまして。そうでなくてもこの酷暑。いつもの私であれば光を反射するようなパーツを放射状に配して夏の光を煽るようなネイルを選んでいたと思うのですが、今回は光そのものよりもその陽光を受ける花や虫たちにフォーカスを当ててみました。

テントウムシや蝶のように羽をもって飛び回る虫たちは五行では火行に分類されます。そして、メインデザインは向日葵。(担当ネイリストさん曰く「今シーズンで1番うまく描けたかも」とのことでした)立秋ということもあり、夏まっさかり!というよりは翳りゆく季節・夏の終わりを映し出すようなアートとなりました。