節分・立春を経て、甲寅の月がやってきました。癸卯年の幕開けは、春の訪れを告げるかのようなうららかなお日和。本日はネイルのブログをお届けします。
今月の干支「甲寅」は天干も地支も陽の木にあたり、生命力を感じさせる存在。殻を破って突き出でる新進気鋭の機運に満ち、弱きをたすけ強きをくじくような頼りがいある風格が漂います。さばけていて爽やかな雰囲気があり、ジェンダーレスな魅力を放っているように思います。
木行のはたらき強まるこのタイミングは「癸卯のこの1年をどういう時間にしたいか？」そんな問いを自分に投げかけてみるのに良さそうですね。野望や願望を宣言したり、書き留めておくのにもぴったりの時節ではなかろうかと思います。そんな、はじまりの気満ち満ちる甲寅の月に私が身に着けたネイルがこちら。
イメージしたのは、竹。ぐんぐんとまっすぐに伸び、みるみるうちに大きくなる成長の早さは縁起物のモチーフにもなっていますね。絵画によく用いられる組み合わせの喩えに「牡丹に唐獅子、竹に虎」とあるように、笹鳴りの音にまぎれて歩をすすめる虎の様子を思い浮かべてこのようなデザインに。立春と言う区切りを追い風に、それぞれの人にとってのスターターピストルの音が鳴り響くことでしょう。
