旧年中はたいへん、お世話になりました。2024年もよろしくお願いいたします。震災に飛行機事故、火災と、今もなお心落ち着かぬ日々をお過ごしの方もいらっしゃることと存じます。お見舞いを申し上げますとともに、1日も早く日常と呼ぶにふさわしい暮らしが戻ることを願ってやみません。
個人的には特に代わり映えのない年越しを過ごしましたが、間もなく天中殺期間に入ることもあってかお参りで引き当てたおみくじは末吉。「心静かに諸事控え」「何事も進んですることはいけません」とありました。
「風さわぐ 秋の夕は 行舟も いりえしずかに 宿を定めて」と、添えられた歌は昨年の年筮「山火賁」から本年「風火家人」への流れをなぞるかのようです。
これまでの辰巳の時期を振り返ってみると、本来であれば駆け足でどこかへ行ってしまいたい質(辰巳天中殺のキーワードのひとつに「はみ出し運」というのがありますね)なのに、この頃になるとだいたいひとところに据え置かれて年貢の納め時を迎えるのが常。
色々とうまくいかないなかで孤軍奮闘しながらも結局は辰巳の現実志向、環境を変えることで仕切りなおそうと思うのか、天中殺期間があけるころに毎回引っ越しをしているのが特徴的でした。(そう考えると、次の住処を虎視眈々と狙い定める2年というのも悪くないなと思えてくるから現金なものです)
とはいえ、そこに至るまでの悪戦苦闘はなかなかに骨身に応えたのも事実。年齢に見合った切り開き方をそろそろ心得たいですね。