メヘンディ（ヘナタトゥー）についての情報収集は主にInstagramにて行っているのですが、年に数回、作品の投稿数がぐっと上がるタイミングがあります。
そのひとつが、4月2日（※場所によってズレあり）から始まったラマザーン（ラマダン）。メヘンディは祭事・年中行事に臨むタイミングで描かれることが多いため、必然的にそれらの行事の時期を迎えると関連画像のポストが増える、というわけです。身近にムスリムの方がいらっしゃらないため、SNS上の断片的な情報でしか窺い知ることはできませんが、月や星、ランプなどといった美しいアラビックモチーフで染め上げられた指先が並ぶさまはあまりに美しく、ため息が出るほど。そして、細かに描き込まれた図案と一緒にupされるのは、イフタールと呼ばれる日没後にいただくためのご馳走がならぶ様子です。
普段は褐色の文様の画像が所狭しとならぶアカウントの投稿の中に、ぱかっとお鍋を開けたときの湯気が写り込んでいる様子は、なんだかこちらまで温かな気持ちにさせられます。2022年の場合は5月1日頃（※こちらも場所によって多少のズレあり）まで、とのこと。間接的に…ではありますがまた別の世界の時計に触れさせてもらったような気持ちで、それらの画像を眺めています。
