あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
年末は珍しく人の出入りが多かった我が家。親族たちがなみなみ高齢になってきたことや、昨今の世相もあって「また今度ね」という言葉がいつもより真に迫った響きを伴い聞こえてきます。また年が明け、叔父から届いた賀状の文字にかすかな揺れを認めたり。何かがあっても、なくても、時間はたしかに過ぎていくのだと実感するような年初を迎えました。
そんな事情もあって、今回は家族めいめい、ばらばらの時間に初詣をすることに。私は早朝、建物の隙間からさしこむご来光に目を細めながらお参りをしてきました。帰り際に引いたおみくじには「ふる雨は あとなく晴れて のどかにも ひかげさしそう 山ざくらばな」と。雨に山ざくら、癸卯年にぴったりの歌ですね。思わぬ雨に降られたり、時に日差しが遮られるときもあるのでしょう、ままならなさを心得ながら進む1年。どうぞよろしくお願いいたします。
おかげさまでメール鑑定「ひとふり」もたびたびご依頼を賜り、ありがたい限りです。節分まで引き続き受け付けておりますので、お気軽にお声掛けいただけましたら幸いです。